米Microsoftは、米Intelが提供するItaniumプロセッサファミリー対応製品の開発を今後は行わない方針をWindowsサーバー部門のブログで明らかにした。サーバーOSについては、現行のWindows Server 2008 R2のItanium版が最後になる。サポートは続ける。
Windows Server 2008 R2がItaniumアーキテクチャーをサポートする最後のバージョンになる。今年発売予定のSQL Server 2008 R2とVisual Studio 2010についても同様にItaniumをサポートする最後のバージョンになる。
現行製品では、Itaniumプロセッサー9300番台を含めてItaniumをサポートする方針は変えない。サポートライフサイクルポリシーにのっとり、サポートが続く。例えば「Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems(および同R2)」については、仕様変更や新機能のリクエスト受付などを行うメインストリームサポートは2013年7月9日に、セキュリティ更新プログラムの提供などを行う延長サポートは2018年7月10日に終わるという。
米MicrosoftのDan Reger氏(Senior Technical Product Manager)は、ブログで「x86の64ビット版プロセッサとサーバーが進化して、ミッションクリティカルな用途に堪えるスケーラビリティと信頼性を実現できるようになったため」と理由を記載している。
(干場 一彦=日経SYSTEMS) [2010/04/05]
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